またまたズバリも話題で恐縮です。

でも現実もしっかりと知りましょう。

目次

合計特殊出産率

厚生労働省が発表した2019年の人口動態統計では、
1人の女性が生涯に生む子どもの数(合計特殊出生率)は1.36となりました。
この数字は前年から比べて又0.06ポイント下がりました。
しかも4年連続の低下で07年以来12年ぶりの低水準になってしまいました。
又、
生まれた子どもの数(出生数)は過去最少の86万5234人でした。
この結果からも少子化がかなりのスピードで進んでしまっている事がわかります。

何故なのでしょうか??

では、何故出産率が低くなっているのでしょうか??

女性の社会進出

本来なら、とても良いことだと思います。
昔の、女性は『結婚して子育て』が一番の幸せで、
そのための(ある意味、男性と出会う為?)の
就職という感じの世の中から、全く変わりました。
男女雇用均等法も出来て、女性が益々世の中で活躍出来る様になり、
これからも日本のリーダーになる女性も
どんどん出て来てほしいと思います。

そのために子供を産もうと思う人が少なくなったかもしれませんが、
それより
子育てしながら仕事する環境が良くない為
という理由の方が多い様に感じます。

正規採用の少なさ

スタートはやはり1980年代後半のバブル経済からの
崩壊後の対応ではないでしょうか?

株価・地価が大きく下落したために、本来ならマイナス金利をして、
失われた経済的な価値の分の貨幣を回収しなくてはならなかったのに、
プラス金利を続けた為、不良債権が大量に出てしまいました。
その為
損失により債務を返済できない個人・企業が続出したのです。

プラス金利による企業の過大な金利負担は
どのように補うか・・・。
企業が出した答えは、
人件費の削減という事だったのです。
そのため、
失業者が増加し、正社員が減少し、契約社員や派遣社員が増えました。
ですので、
正規採用でない方は
正社員より雇用条件も悪く、
不安定です。
その上、
もちろん年収も良くはありません。
そんな中で『子供を産んで育てる』
それ以前の『結婚する』という事すら、
後ろ向きになってしまいますね。

子育てしにくい環境

はじめの方でも少しお話しましたが、
日本はまだまだ子育てしながら働く環境というのが
整っていないと思います。

「女性は家でしっかり子供を産んで育てる」なんて
どこかの古い大臣様がおっしゃりそうですが、
男性一人だけ働けば生活できるならそうしたい
とおっしゃる女性も少なくないと思います。
でも今の社会は子供一人に
基本的養育費(食事・被服費等)1,500万円
全て公立大学までの教育費   1,000万円
合わせて、2,500万円かかります。

共働きしないと・・・と心配になる金額です。
だから、大変な思いをしてでも、
将来子供の為にと夫婦で頑張っているのです。
それなのに、
保育園には定員いっぱいで待機中とか、考えられません。

色々な形での
補助を出していただけるのはありがたいですけれど、
根本的な解決にはなってないような気がします。
やはり、保育園を増やす等の解決を
一日でも早くしてほしいです。

番外編・・・体外受精

先日のブログでもお話しましたが、
増えては来ていますが、まだまだだと思います。

女性の社会進出はいいことなのですが、
経済的にもどうしても晩婚化になってしまい、
子供も授かりにくい状況になってきています。
どうしても欲しい・・・となると、
医学の力をお借りして、対外受精を望む方も増えてきています。
でも保険適応外です。
何十万というお金が一回に付かかってしまいます。

これからの日本の為です。
少子化は本当に問題です。
少しでも早く、保険適応にしてほしいです。

まとめ

ここ数年前よりずっと
少子化問題が騒がれているのに、
又一段と進んでしまうなんで、
本当にショックな事です。
何とかしないと大変な事態になります。
いまのままでは年金問題を初め、
いろいろな問題が更に出て来ます。
そうです。子供の問題は、
待ってはくれない問題なのです。

『普通に結婚して働きながら育てられる環境』

それを政府には一日でも早く整えて欲しいと思います。