理想の方に出会えた時、人は『運命の人』『出会えた奇跡』『神に導かれて』等々、偶然に出会えた事を色々な言葉で表わします。

折角のご縁を大切に、良い方へと進められるようなコミュニケーション力をつける方法のお話しをしましょう。

『コミュニケーションとは』から『実践編』まで「コミュニケーションは苦手」とおっしゃる方も習得できるようにわかり易く記してあります。

幸せをつかむためにも是非是非ご一読ください。

目次

コミュニケーション力ってそもそも何?

「コミュニケーション」という言葉は、ラテン語の「コミュニス(communis)、「共有、共通」という意味から来ています。
つまり、コミュニケーションとは「対人間での情報共有や意思の疎通」の事を表している言葉です。つまりコミュニケーション能力とは、この情報共有や意思の疎通をスムーズに行うことができる力という意味になります。

コミュニケーション力が高いとは?

『コミュニケーション力が高い』とはどのような人でしょうか?

そこでよく起こってしまうのは、コミュニケーション能力を高めようと考えて「相手にいかにうまく伝えるか」という点のみに意識が行ってしまうという状況です。
しかし、コミュニケーションというものはそうではありません。
一番大切ななポイントは『双方向である』という事です。
つまり、相手への伝達だけでは不十分。それだけではコミュニケーションとはなりません。『相手からの情報をいかに上手に(正確に)受け取るか』という事が重要なのです。
例えば、内向的な方が外交的な方を見て『コミュニケーション力が高い』と評価してしまう事が多いですが、必ずしもそうとは言えません。
確かに、その方は外交的かも知れませんが、『双方向である』という点を考えてみると、もしその方がお相手の話を聞かずに一方的に話しをする方だったり、お相手の感情や状況を無視して話を続けてしまう様でしたら、コミュニケーション能力は決して高いとは言えません。
逆に、内向的な方でも、お相手の気持ちを察することが出来て、言葉のキャッチボールが出来る方の方がずーとコミュニケーション力が高いとなるのです。

コミュニケーション力が高い人の特徴

コミュニケーション力が高い方はどのような特徴があるのでしょうか?
もう少し分析してみましょう。

ピンポンルール

コミュニケーション力が高い人の特徴についての研究結果があります。
『ピンポンルール』といわれているものです。
1対1の会話において、話す時間・聞く時間の割合がどのようなものが理想であると言われているのかというものを調べた結果です。
その割合は『話す時間を4~5、聞くのを5~6』が理想とされています。
話す時間を6以上にしてしまうと相手の方は「自分の話を聞いてくれない」と感じてしまい、4以下にしてしまうと「自分の話に興味がないのかな?」と感じてしまうという可能性が出てしまうというものでした。
なので、この間の『話す時間を4~5、聞くのを5~6』にするのがBESTという結果になったわけです。

ご自身の会話はどうでしょうか?ちょっと振り返ってみましょう。
もし「少しバランスが悪いかな?」と感じたら
『コミュニケーションは双方向』という言葉を思い出して会話のキャッチボールを意識して行いましょう。

言葉を発する力

そもそも頭の中にある「考え」「価値観」「知識」といった情報を言葉にして、私たちは相互にやりとりをしています。
ですので、相手に分かりやすく、そして自分の言いたいことをきちんと伝えるにあたり、言葉を選ぶという事はとても重要な事なのです。

①物事を観察する・・・・観察力
②思考して整理していく・・思考力
③考えを言葉に変えて行く・・語彙力
④お相手が理解し易い様に再構築・・要約力

つまりはこの4ステップを上手く回す力が言葉を発する力へとなり、上手く会話する力へと繋がって行きます。

言葉を聞く力

聞く力をつけるためにはどのような事をすればよいのでしょうか?

先ず『お相手の方が伝えたいと思っている事をしっかりと聞く』という事を意識しましょう。
お相手の話の展開がわかったからと話の途中で遮ってしまい、自分が話し初めてしまったり質問をしてしまったり、すぐに話しを否定してしまったり等は止めましょう。そのような行為はお相手の方に「自分の話は聞いてもらえない」と感じ尊重されていないと思われてしまいます。その結果、お互いに尊重し合えていないので信頼関係は築けません。

又、『聞く力』というのは、お相手の方を理解する力でもあるのです。ですので、もし、言葉だけでは理解できない場合は一つ一つ確認をしながら理解して行きましょう。

メラビアンの法則

言葉以外でお相手の事を理解するには、お相手の目の動きや表情、声のトーン、身振り手振り等から心の中を理解して行きましょう。
お相手の方の言葉では表さなかった『感情』『本当の想い』などをくみ取ってあげる事はとても重要です。

この様に、実際の言葉でのやり取りのみに意識が行き過ぎ無い様にすることも重要です。
これは非言語コミュニケーションという分野で「メラビアンの法則」というものです。
非言語とは、先ほどのお話でも出ました『目の動き』『表情』『声のトーン』『身振り』等をさします。
又、お相手の方が話しやすい雰囲気を作るためにも必要と考えられています。

相手をよく見る事が大事

先ずは、自分が話す時はお相手の方に身体や視線も向けて、うなづいたり表情でしっかりと聞いていることを伝えましょう。
そして、お相手の方の感情・言葉の裏の本当の想い等をくみ取りましょう。
例えば、明るい話題なのに表情が暗かったら「何かあるのでは?」と推測出来ますよね。その時には、そっと寄り添ってあげたり共感してあげれば、お相手の方との信頼関係が築けるかも知れません。
ただ、注意して欲しいのは、中には「本心を知られたくない」と考える比較的プライドが高い方もいます。そのような場合にはスルーするなど反応を見て行動しましょう。

このような力をつける方法は、3つの基盤があります
①お相手の方に興味・関心を持つ
②お相手の方を良く観察する
③情報をストックしておく

ともかく、お相手をよく見ましょう。するとその経験から色々なパターンを覚えます。
そして、非言語で得る事が出来た情報をどんどんストックして行きましょう。いろいろな方が居ます。その方々の情報から、いろいろなパターンを習得しましょう。そのパターンより、その人の軸となるモノが見えてくると思います。それをちゃんと記憶しておきましょう。
そしてその相手とのコミュニケーションで、いつもと違う『ずれ』を感じる事も出来る様になります。
その様なパターンを沢山ストック出来れば、似たタイプの方と出会った時に、初対面でも本心等がわかり易くなります。

実践編【話すときのポイント】

では、今までの説明を受けて、お見合いの時の場合を考えてみましょう。
実際にどのようにすればいいのでしょうか?

「初対面の方との会話は難しい」という意見

「でも、初対面の方と共通点の話題をどうやってみつけるの?」と、良く聞かれます。
確かに共通点があると話は盛り上がりますが、あらかじめプロフィールを確認しておいたとはいえ、初対面の方との共通点を探るのは結構大変です。
例えば、お誕生日、出身地、趣味等、明らかにわかるものが同じならラッキーですが、そうそう同じにはなりません。つまり、殆どの場合は共通点が無いです。

ですので、共通点ではなく、相違点を見つけて行きましょう。
そしてその相違点を話題にお相手にその事を聞いてください。
「へ~。そうなんですか?私わからないので、もう少し教えてください」等
すると、お相手は一生懸命話してくれます。
すると
*話が弾む
*聞き上手になる
と、2点も好印象になる要素が生まれます。一石二鳥ですね(笑)

お世辞ではない相手を褒めるポイント

お相手の方を『ほめる』というのは結構難しいです。
何故なら単なる「お世辞」になってしまうと必ずしも好印象には繋がらないからです。ではどのような場面でどのような『ほめ方』をするのが良いのでしょうか?
例えば、
話の中でお相手が「いや~。初めはこんなんだったんだよ。」と、ご自身の昔の話でご自身を卑下したとします。
その場合はチャンスです!
「いやいや、今はこんなにすごいじゃないですか~」と、
昔から今への成長(成功)を褒めるのです。
単に「カッコいい」「綺麗」等の主観のみと違い、事実に基づくので、言われた方も単なるお世辞と思えないというのが大きなポイントです。
そのため言われた方は好印象を受けてくれます。

実践編【聞き方のポイント】

話し方のポイントの次は聞き方のポイントです。
先ほどのお話の注意点を踏まえて考えてみましょう。

単に「ふんふん・・」と聞いているだけでは、好印象にはなりません。
では、どのような『返し』をすればよいのでしょうか?

お話し内容の対応策

≪お相手がもしネガティブな事を言い出した場合≫
お話を聞いてあげて一生懸命励ましましょう。
そして、『ちゃんと認めてあげる』という事が重要です。
つまり、お相手の方は少なくとも落ち込んでいます。そんな自分を「誰も認めてくれない・・」そう思ってしまっています。そこで、話をちゃんと聞いてあげてその上でお相手の事を認めてあげれば、ネガティブな想いも解消されるでしょう。
もちろん、「自分の方が良い状況」だとしても、それを言わない事は当たりまえ。かえって傷つけてしまうかも知れませんので、お相手の事をひたすら励まし話を聞きましょう。

≪自分と意見が違う場合≫
話の中で、自分と意見が違っていても、その点を良い方にずらして、質問に変えて、話を広げてしまいましょう。
例えば、お相手が「○○さんのファンで・・」と話し出したとします。
自分はアンチファン(笑)だとしたら、同調も難しいですよね。
そういう時は、
「あの○○さんはどこの出身なんですか?」等話をずらしましょう。
そうすれば又、話は広がりますし、アンチファンを公表しなくて済みます。
(もちろん、後にかなり親密になり何でも話せるようになったら、笑いながらアンチファンを公表も有です。それも又話題になります。笑)

話を盛り上げて行きましょう

話しをする時に『例えば・・』等を入れると、話も分かりやすいです。
そして、一人二役をしたり、一人質問をしながらだと、話も盛り上がりわかり易いですね。
でも、お見合いではちょっとやりすぎになる可能性大ですので、今後のデート等で会話する時の参考程度と捉えておいてください。

お相手にタイプに合わせる

もし、お相手がめちゃくちゃ話す人ならば、聞くことに回り、
おとなしい人ならば、話かけをして、話題を提供する。
この様に、お相手によって、自分の立ち位置・役割を変える事が出来るとかなり良いと思います。
そのためにも、話しの流れや場の雰囲気等をちゃんと読める様になればBESTですね。

帰る時、好印象を残しましょう

「今日はどうもありがとうございました」
このご挨拶も大切ですが、これだけではちょっと足りません。もう一言添えましょう。
例えば、
「今日は○○さんのこの△△△のエピソード、面白かったです。今度また聞かせてくださいね」等と、具体的なエピソードを添えて、次回につながるような言葉を残しましょう。
すると、
「ちゃんと話しを聞いてくれていたんだ」という好印象にも繋がりますし、自分の話しをもっと聞きたいと言ってくれる事は本当にうれしいと思います。そのような雰囲気も大切にして、繋いで行きましょう。

心構え

お腹を見せましょう

最初に話しましたが、話す時、聞く時、顔(目)をお相手に向ける事はもちろんですが、その上で、おなか・・つまりは身体をお相手に向けてちゃんと会話をするという事は非常に大切な事です。
つまり、『全身でお相手に向いて言葉を聞く』この事が実はかなり重要で『自分の良い点も欠点も隠さず、全て見せている姿勢』というのは気持ち(心)が全く違います。大きなポイントですね。

オーラを出せるように

実際には私はオーラ等を見る事が出来ない(笑)のですが、良く「あの人はオーラがある」なんて言葉も聞きますよね。そのオーラを出せる人に近づきましょう。
自信を持って会話をしましょう。今までの話の運び方を把握して実行してみましょう。きっと慣れてくれば自信につながります。自分に自信を持ちましょう。するとオーラを出せる様になると思います。

自分は幸運と思いましょう

自分自身に自信をもったら、幸せを感じる自分になりましょう。すると自然に生き方も丁寧になり、全てが自分の魅力となります。
魅力的な方は全てにおいて良い印象となりますので、他の方とのコミュニケーションも自然に上手く取れて来ます。

まとめ

この頃、実際に会わなくても「言いたい事を一方的に発信」も出来ますし、SNSやゲーム等を通して友達にもなれます。
その事がいけないわけではありませんが、その為なのか『お相手の気持ちを理解する事』『コミュニケーションを取る事』等が苦手な方が多くなって来たと感じます。
実際に会っても「どうしたら良いのか全く分からない」となり、せっかく会っているのに、お互い目も合わさず『SNSで会話』しているカップルを見た事も何回もあります。
それでも生活が成り立てばいいのかも知れませんが、実際、それだけで全てが賄うわけではありません。
やはり婚活でも、例えば、お見合いはオンラインだとしても実際にお相手の方と会って「お相手の方はどのような方なのか」判断する事から始まると思います。
その時に自分が気に入ったとしても、お相手の方も自分を気に入ってくれないと交際にはなりません。交際にならないと結婚には絶対になりません。
自分をアピールする為にも、よりよい自分を演出してコミュニケーションを取る事は婚活において必須科目なのです。
もちろん結婚後の生活においても、人生のいつ何時でもコミュニケーションは大切な事だと思います。

ですので、結婚をしたいと思うなら、コミュニケーション力を付けて、お見合いを上手く交際に発展させて、成婚へと運んで行きましょう!!