今、友達の様な親子関係の方々って多い様な気がします。

 

 

 

目次

友達ママ

 
もちろん『友達のママ』という事ではありません(笑)
まるで友達の様になんでも話せるし
相談に乗ってくれるし・・・という
ご自分の母親の事、親子関係の話です。

もちろん
多いのは娘と母親

では、
婚活において、
このなんでも話す、『母親と娘の関係』というのは、
どのような方向へ進みがちなのでしょうか?


実例・・娘24歳・実家暮らし

 
先日、入会した女性は、
お母様ととても仲が良くて、
なんでも話しているとの事でした。

もちろん
仲が良いというのはとてもいいと思います。
なんでも相談できるという事も、
決して悪い事ではなりませんが。。。


彼女は、入会してすぐ、
お見合いの申し込みを多数受けました。

彼女はその中の3人、Aさん、Bさん、Cさんとお見合いをしました。
プロフィールをみての印象では、Aさんが第一候補の方でしたが、
お見合いをして、3人とお話してみたところ、
彼女はBさんと交際をする事にしました。

すると間もなく、彼女から連絡が・・・
「私はBさんがいいと思ったのですが、
母がAさんのプロフィールをがいいいので、Aさんと交際すれば??と
うるさい(笑)のです」と。。。

彼女は笑って話していましたし、
「ま、親子の話だから・・」と、私もたいして気にはしませんでした。
もちろん、婚活しているのは娘さんです。
ですので、
彼女の意見通りに、交際希望を出したのはBさんで、
他の2人は交際お断りさせて頂きました。


しかし、その後、娘さんは、
Bさんとどんどんと早いテンポで交際も進み、
結婚の文字が二人の間に出て来たのです。
その事もあれこれと母親になんでも話していたからなのか、
母親は心配になり、さらに多く、あれこれ言い出し(聞き出し)てしまったのです。

聞かれれば、彼女もついつい母親に又話す。
すると母親は益々心配になり、又色々と彼女に聞く
・・・悪循環になってきてしまったのです。

更に心配になった母親は、
私にまで連絡をしてきました。
(入会面談前に母親と私は話をしていました)
しかし、個人情報の関係で、
彼女から母親に話してもいいという許可を頂いていないので、
私の口からは、婚活の状況はお話する事は出来ない旨を
ご説明させて頂き、ご理解頂きましたが、
母親はどうしても彼の事が知りたいというので、
「彼を自宅に一度連れて来てもらうというのはいかがですか?」
と、お話しました。

すると、母親は、
「そんなに好きなら、ちゃんと彼を家に連れて来て挨拶して欲しい。
どういう人なのか、全くわからないから心配」と。
娘(彼女)に話し、
彼を連れて来て、両親に会ってもらう事になったのでした。

そしていよいよ、彼が彼女の家に行きました。
すると、
彼女の母親は、彼女から聞いている全ての事を
まるで『確認』するかの様に、質問を繰り返した様でした。
さすがの娘さんも驚いて、
母親に目で「辞めて!」と訴えたらしいですが、
母の口は止まらなかった様でした。

結果、
彼から、「仲が良い事は、とても良いと思います。
しかし、二人の事を全て知っているという事には
正直かなり驚きました。
その上、その事について一つ一つ確認する彼女の母親にも、
ちょっと理解が出来ません。」と、言われてしまい、
交際終了となってしまいました。

どうすればよかったのでしょうか??

 
女性はまだ24歳と若かったから、
母親はとても心配だったのかも知れません。
しかし、
この様な対応は違うと思います。

現に、彼とは別れてしまいました。

彼とはご縁が無かった方なのかも知れませんが、
別れた理由が母親では、
彼女は納得できないと思います。
結果、彼女が一番かわいそうです。




①娘から話を聞いていても、それを彼には絶対に言わない

 
親として、どうしても気になり、
娘さんもついつい母親に相談してしまう。
又、
些細な事でもついつい話してしまう等
今までの二人の間ではごく普通の事だったのかも知れません。

しかし、問題はその先、
その母親が聞いた事を『彼』が知ってしまう事なのです。

彼にしてみれば、
正直、二人の事を何もかも、母親が知っているというのは
気分がよいものではありません。
秘密にしておきたい事もあると思います。
その上、
「自分を信じていない?」
「自分が頼りない?」
と感じてしまう事に繋がっていく可能性があるのです。
そしてそれを根掘り葉掘り聞く母親は、
「自分の事を認めていない?」
「交際反対なの??」となってしまうのもやむを得ないのです。

ですので、母親が何もかも知っているという事は
絶対にバレてはいけないのです。

『聞いてないふりをする』事が出来ればいいのですが、
もし出来ないなら、
『娘から話を聞かない』
これが最善の策なのです。


②娘さんを信じてあげて欲しい

 
話を聞いて心配になる気持ちもわかりますが、
娘さんが選んだ人なのです。
その娘さんの人生を、例え親でも介入して
あれこれ言ってそうさせてしまうのは
違うと思います。

結婚しようと思っている娘さんはもう十分に大人なのです。

娘さんご自身の目で見て考えて判断したことを
大人としてちゃんと信じて応援してあげるべきだったと思います。
 

最善策

 
『親心』として心配なのもわかります。
どういうお相手なのかも気になるものわかります。
娘さんとも今までも沢山話をして、二人で乗り越えた事も
多々あったのだと思います。
なので、
人生を左右するかも知れない婚活において、
『心配だから相談して欲しい』という気持ちもわかります。
しかし、
二人の間に入ってしまうこの行動は、どうなのかと思います。
・・・というもの、
我々仲人も、相談に乗ります。
アドバイスしたり、背中をそっと押したり、
又は少し歩調をゆっくりと・・とアドバイスする事もあります。
でも二人の間には決して入らないのです。
それは、
結婚するのは二人だからです。
一緒に歩いて行くのも二人だからです。
苦楽を共にする二人だからこそ、
二人の世界には
第三者が入るべきでは無いのです。
例え親でも。

困ったり悩んだら相談に乗るのはもちろんいいとは思います。
でも、
あれこれと意見を押し付けるのは絶対にしてはいけない事なのです。
『ご自身で判断、二人で考えて答えを出す』
この基本的な考えがとても重要なのです。

その後とまとめ

 
その後、娘さんは、実家を出て一人暮らしを始めました。

母親は、「どうせ結婚して家を出るなら、一人暮らししないで」とか、
「一人暮らししたら、生活費もかかるし・・」と、
色々と言ってはいたようでしたが・・。

娘さんは、
「このままでは次の婚活もつぶされる!!」と、
私には告げておりました。。。(笑)

母と娘はきっと、
娘さんが幸せな結婚をすれば
仲直りするのではないか・・・と思いますが。。。

私は心より
娘さんの幸せを願っております。

「もちろん、今まで以上にいくらでも応援するよ。
 頑張って行こうね!!
 前に・・前に・・・進みましょう!!」